I 協立電機グループの経営理念
協立電機グループは「FA技術とIT技術の融合分野であるインテリジェントFAシステム市場を対象に開発型ビジネスを通して豊かな未来社会に貢献し、株主・顧客・社員およびその家族・そして関連するすべての会社や人々と将来の希望を共有し心豊かで風通しのよい企業風土を形成する」という経営理念の基に、主として製造業における製造現場および研究開発部門を対象に、ITとFA技術により主として開発・生産分野における省力化・生産性向上・コストダウンの実現等トータルシステムの最適化に貢献します。
II 企業行動基準
- 1. 協立電機グループの一員としての誇りを持ち、かつその使命を自覚します。
- 2. 安全で高品質の製品・サービスを提供します。
- 3. ステークホルダー(利害関係者)への疑惑や不信を招くような行為は行いません。
- 4. 関係法令を遵守し、公正、透明な企業活動を目指し全力で職務を遂行します。
- 5. 適正な財務報告の為の内部統制を構築します。
- 6. あらゆる人の尊厳と基本的人権を尊重します。
- 7. 反社会的勢力には利益を供与しません。
III コンプライアンスについて
1- コンプライアンスとは
コンプライアンスとは、一般的には「法令遵守」と訳されますが、法令だけにとどまらず社会の規範やルールまで含めて遵守することと認識してください。常に健全な企業活動をし、将来にわたり企業を存続させる為には目先の利益より大事なものが多くあり、常に高い倫理観を持ち、社会と会社との調和を実現する為の企業人としての行動指針、それがコンプライアンスです。
2- コンプライアンスの取り組み
企業のコンプライアンスは、協立電機グループの役員および社員の一人一人がその意味を理解し、企業活動を含めた社会活動において適切な行動をとることによって実践されます。そのためには規定されたルールの精神を十分に汲み取り、機能させながらステークホルダーの期待に応えていくための行動のよりどころを具体的に示し、継続して実施することが重要となります。
3- マニュアル作成の趣旨
このマニュアルは、コンプライアンスを定着させる上で、社員が日常の業務を遂行する過程で取るべき行動の指針について、具体化したものです。日常の業務を遂行する中で、コンプライアンスの観点から迷うことが生じたときは、このマニュアルに従って判断してください。さらに判断に迷うときには、所属長またはCR管理委員会に相談してください。
4- コンプライアンスの相談窓口
コンプライアンス上問題がある行為を知った場合の報告は、原則として各所属・組織を通じて行うこととしますが、何らかの理由で各所属・組織が機能しない場合に備え、協立電機グループ全体のコンプライアンス相談窓口を以下のとおり設置します。
CR管理委員会ホットライン
cr@mail.kdwan.co.jp- 1. 報告・相談は顕名としますが、報告者の秘密(名前・通報内容等)を厳守します。
- 2. 通報内容は秘守され、通報者に対して、不利益な取扱を行わないことを会社は保証します。
- 3. 万が一、通報に関連し何らかの不利益を被ったと思われる者はCR管理委員会に直接相談することができます。
- 4. CR管理委員会は、報告・相談を受けた事項の処理内容を報告者にフィードバックします。
5- 問題発生時の対応
コンプライアンス上問題がある事態が発生した場合の対応は以下のとおりとします。
- 1. 各所属長および各担当取締役が、コンプライアンス上問題がある事態を認知したときには、直ちにCR管理委員会に報告してください。
- 2. 報告を受けたCR管理委員会は、問題の性質に応じて、適宜、担当部署に問題の調査・対応を委嘱します。
- 3. CR管理委員長が重要であると判断した問題は、直ちに社長に報告するものとします。
- 4. 重要な問題に対しては社長を本部長とする緊急対策本部を設置し危機管理に当たります。
IV 行動指針
1- お客様との関係
- お客様の満足と信頼を得るため、誠実に行動します。
- お客様に製品やサービスを安全に満足してご利用頂くため、正確で十分な情報を提供します。
2- 株主との関係
- 株主からの信頼を得るために、会社資産の効率的使用と保全や拡充に努めます。
- 株主に積極的に情報を開示し経営内容を正しく伝えます。
- 株主とは健全で透明な関係を維持します。
3- 地域や社会との関係
- 地球環境保全をはじめとして、地域や社会の共通の目標達成に協力し、その発展に貢献します。
- 地域や社会との強調と融和に努め、その諸活動に積極的に参加します。
4- 納入業者との関係
- 納入業者には良識と誠実さを持って接し、公平また公正に対応します。
- 納入業者との癒着と誤解される行動は一切控え、健全で透明な関係を維持します。
5- 競争社会との関係
- 競争社会とは公正、透明、自由な競争を行います。
6- 政治や行政との関係
- 政治家や公務員およびその関係者とは、健全で透明な関係を維持します。
7- 職場における関係
- 明るく安全で働き甲斐のある健全な職場を維持します。
- 嫌がらせ、不当な差別、プライバシーの侵害がないよう、細心の注意を払います。
8- 内部統制の充実
- 適正な会計処理を行い正しい財務報告を行う為の内部統制の充実に努めます。
9- グループ財産の取扱
- グループの財産は、企業活動の目的にのみ利用します。
10- 情報の管理
- グループの保有する情報およびグループが取引先から提供された情報の価値を十分認識し、厳重にこれらを管理します。
- 情報セキュリティ基本方針
11- 利益相反行為の禁止
- 自分の利益のために、業務上の地位を利用したり、グループに損害をもたらすことのないよう行動します。
12- 節度ある私的活動
- 業務上はもちろん職務外でも協立電機グループの信用、名誉を傷つけないよう、または損害を及ぼさないよう行動します。
平成18年5月 CR管理委員会