「もぐう3DEye」発売のお知らせ
当社はIoT とファクトリーオートメーション(FA)の融合分野であるインテリジェントFAシステムの開発・設計を軸に事業展開しております。この度、掘削技術であるシールドトンネル工法において、IOT への対応を図るべく、従来から自社製品としてご好評頂いている掘進管理システム「もぐう」と連携した3次元化表示を可能とする「もぐう3DEye」を開発し、新商品として発売することといたしましたのでお知らせいたします。
1、新製品名
掘進管理システム「もぐう」を3次元化表示する 「もぐう3DEye」
2、新製品の内容
従来の当社販売のシステム内にストックされる施工時データをもとに、パソコン上での3次元図化機能を追加し、より高度な施工情報の見える化を実現しました。
シールド機に搭載したジャイロ・レベルシステム(ジャイロコンパス+自動レベル計測機器)等によるシールド機の位置情報及び掘進データからシールド機をリアルタイムに3次元図化して表示することが可能です。
セグメントの情報は構造情報と測量結果から所定の位置情報に図化し、各セグメントの掘進時データと合せて管理できます。
各種掘進データの数値に応じ、画面上のセグメントに着色処理を行い、計画線を基準とした施工時の変化の流れ等をわかり易く視覚化できます。
本システムを利用して、設計の可視化・最適化・整合性確保、施工の効率化・高度化が期待できます。
3、今後のスケジュール:平成30年3月15日販売開始。
4、販売予定価格:システムとして 1,000万円前後/セット。
5、年間販売目標数:12セットで約1億円を見込む。
6、新製品の売上高への影響
平成30年6月期の連結業績に与える影響は軽微であり、業績予測に変更はありません。
ファクトリーオートメーション(FA)大手の協立電機は6日、トンネルなどの掘削工事で進捗状況を3次元図像で表示するシステムを開発したと発表した。15日に発売する。これまで現在位置や進行方向のズレなどを平面のグラフと数字だけで表示していたが、より見やすく直感的に状況を把握できる。工事を手がけるゼネコンなどに売り込む。
開発したのは「もぐう3DEye」。価格は1セット1000万円前後の予定で年間12セットの販売を目指す。既存の掘進管理システム「もぐう」と併用することで位置情報や掘進速度などを自動的に3次元図像化する。
工事前の設計データを入力して掘削計画を可視化。岩盤などに当たり設計とズレが生じた場合、ズレ幅を色の変化で知らせ、軌道修正をしやすくする。
-2018年3月7日付 日本経済新聞より-
協立電機は6日、トンネル工事などの掘削状況を3次元表示するソフトウェアの新製品「もぐう3DEye」を15日から発売すると発表した。同社の従来システムと連携させて使う。施工状況をリアルタイムで可視化し、利用者の利便性を高める。
地下鉄や高速道路などのトンネル工事の際に、筒状の機械で地中を掘り進めるシールド工法現場で活用する。従来の2次元型システム内に蓄積された掘進距離や位置、圧力などのデータを元に、パソコン上で壁の出来上がりなどの施工状況を3次元表示。計画線からのずれがあれば分かりやすく色別表示もできる。ICT技術を使った建設現場の生産性向上が注目される中、担当者は「設計の最適化や施工の効率化に寄与できる」としている。
大手ゼネコンなどが手掛ける案件で提案するほか、新規顧客にも売り込む。1セット1千万円前後。年間約1億円の受注を見込む。
-2018年3月7日付 静岡新聞より-